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突撃インタビュー

I Love Las Vegas! 第 14 回

 

 

 

「自由奔放わが道を行く!

 

 「炙り屋 RAKU」 オーナーシェフ   

遠藤光雄さん 東京都出身

 

 

 

 

第14回目は、「炙り屋 RAKU」の若きオーナーシェフ 遠藤光雄さんにお話を伺いました。

 

 

アメリカにいらしたのはいつごろですか?

2001年にシアトルに来ました。15歳の頃から料理の道に入り料亭、割烹料理屋などで必死に修業をしているうちに気がついたら29歳、海外旅行などしている暇もなく、ふと世界が見たくなり 思い立ったが吉日 “アメリカだ!何かがある!”と思う気持ちでアメリカへ来ました。

 

いきなり、つてもなくですか?

いえいえ、シアトルに知り合いがいたので、尋ねて行ってみたんです。そのときにちょうど新しい日本食レストランが立ち上がることを知り、直ぐに面接をしてもらいオープニングスタッフとして働かせてらえることになったんです。

 

その後シアトルからラスベガスへ?

いえ、知人の勧めでニューヨークへ渡りました。板前として3年ほどいて、その後シアトル時代の友人に誘われラスベガスへ移り、日本食レストランの立ち上げをした半年後、そこのオーナーの勧めで、自分で店を出すことになりました。

 

 

お店はとてもコージーで落ち着く感じですが、ご自分でデザインされて内装などをやられたとか?

そうなんです。もちろん知人にも手伝ってもらいましたが、もともと日曜大工みたいなものも好きだったので壁とかテーブルとか、自分で作りました。

 

ラスベガスはお好きですか?

はい、好きです。NYは都会過ぎて嫌いだったのですが、ラスベガスはちょうど良い大きさの町ですね。田舎があり都会がありみたいな。 それと、ラスベガスは全世界からレストランやプロが集まってきているっていうところも好きです。色々なことに刺激を受けられます。 そして切磋琢磨できるというか・・・

気候もぼくは雨や湿気が嫌いなのでカラッとしていてとても過ごしやすいです。

 

では、ラスベガスの嫌いなところはありますか?

うーん、思いつかないです。 とても気に入っているので・・・ あっ、でも今は日本に直行で帰れないところが嫌です。

 

アメリカやラスベガスで暮らす上でご苦労なさったことはありますか?

思うように食材、特に野菜が手に入らないことに苦労しています。 だから手に入る範囲であれこれ工夫しています。

 

言葉の壁などは大丈夫でしたか?

英語は未だに殆どわかりません。(笑  あまり不自由していませんね。 英語が必要なことは家内や周りの人に任せてありますから・・・ ぼくは、「美味しい~」という感じがお客様から伝わってくればそれだけで十分なんです。

 

ほう~~!? それもまたずいぶん極端ですね。(笑

 

 

 

そもそもなぜ料理人になられたんですか?

子供の頃から将来、大工か料理人になりたいって思っていたんです。とにかく何か手にスキルをつけたくて。 迷ったんですが、自分で作ったものの感想をその場で聞けたりお客さんの反応がすぐ見られるということで、料理人になる道を選びました。

 

何度かRAKUさんのお料理を頂いたんですが、色々な食材を組み合わせてあるレシピとか、とても盛り付け方が綺麗ですよね。 どこかで習ったとか、日頃からアイディアを考えていらっしゃるんですか?

いえ、レシピと盛り付けや飾りつけは和食の基本を基に殆ど自分で考えたオリジナルです。 例えば、嫌いなものや苦手なものを美味しく食べていただけたり、こういう風に食べるなら食べられるなって新しい発見をしてもらえたりしたらとても嬉しいです。 まあ、雑誌をみたりしてアイディアは常に模索しています。

 

 

盛り付けや飾り付け方が大げさすぎず少なすぎず丁度良い感じで、無駄がなくて、全部食べてしまえ~、食べられる~という感じになるんですが。。。

いや、昔は過剰に盛り付けてアピールしようとしていた時期もあったんですけれどね。今はとにかく素材を生かしてなるべくシンプルに、でもできるだけ美味しそうに、ということを心がけています。

 

 

例えば各テーブルに乗っている調味料にしても普通のお醤油や塩じゃなくて、ちょっずつ工夫してあって凝っていらっしゃいますよね。 そういうところにもこだわりがあるんですか?

調味料一つでまた一つ違った味わいになりますよね。それをお客様にそれぞれのお好みで楽しんでいただきたいと思っています。

 

日本食のお店はラスベガスにもたくさんありますが、他のお店とはちょっと違うぞっというころはありますか?

そうですね・・・ しいて言えば、ウチはお寿司を出しません。 お刺身は出しますけどね。なるべく素材の良さを生かしてと思っています。

 

 

意外にも、こちらのお店は客層が8割方外国人の方だそうですね。

そうなんです。 旨いと思う料理は世界共通なんですね!

 

いつもかなり混んでいて予約を入れないといけないそうですが、もっと店舗を広げようとか考えていらっしゃいますか?

いえ、この広さが適当だと思っているのでこれ以上広げるつもりはありません。 少し前、隣が空いたのでとりあえずそのスペースも借りてはいたんですが、45ヶ月は物置状態でした。 やっと内装を整えて隣でも食べられるスペースを作ったのでもうこれで十分です。

 

 

遠藤さんのモットーは何ですか?

モットーですか・・・ 自由奔放我が道を行くってことですかね。(笑 

ただ、自分の納得したもの、旨いと思ったものしかお客様には出さないというのは絶対です。 とにかく良いものをなるべく安くお出しする!これに尽きます。

 

将来の夢は?

弟子というか、職人さんを育てて、自分の味やノウハウを引き継いでもらう感じで暖簾分けという形で店を任せるというか出せたらいいなと思っています。でも、決してチェーン展開しようと言うことではないんですけどね。 とにかく、自分の作った料理で一人でも多くの人がハッピーになってもらえたらそれで十分なんです!

 

 

 

 

一見、まだお若くていらしてご自身が仰っているような我が道を貫くっていう頑固なイメージではないのですが、お話しを伺っていると、ご自分の作り出されるお料理やお店に確固たる絶対譲れないポリシーを持っていらっしゃる方なんだな~と感じました。 

英語なんかできなくても平気、平気という太っ腹なところもイメージと違ったな~。(笑 

遠藤さんのお料理は繊細で料亭っぽいのですが、家庭料理にも参考にできるアイディアがたくさん。 

色々と勉強させていただきます。 これからも益々綺麗な美味しいお料理で楽しませていただきたいです。

 

 

 

 

 

 

 

「炙り屋 RAKU

5030 W. Spring Mountain Rd #2, Las Vegas, NV 89146

Tel: 702-367-3511

 

HP: http://www.raku-grill.com/